職業訓練情報収集 まずハローワークで!



ハローワーク職業訓練(公共職業訓練)と言っても色々あるようだけれど、一体どのような訓練コースや施設があるの?
面接・試験はどのような内容・雰囲気?
ハローワーク(公共職業安定所・職安)はどう活用すればいいの?
募集情報や応募手続きは。。?

さっぱりわからないやという方もいらっしゃるでしょう。
先ずは情報を収集しましょう!
経験も踏まえ1つずつお伝えしたいと思います。

ハローワークを活用して公共職業訓練に関する情報を収集

ハローワークにあるパンフレットを活用

最寄のハローワークへ行けば、募集前あるいは募集中の公共職業訓練に関するパンフレットがまず置いてあります。先ずはハローワークへ行って、パンフレットを色々持ち帰ってきて眺めてみるのが一つのやり方です。

年1回しか募集を行わないような公共職業訓練コースなどもあるため、ハローワークに置いてあるパンフレットは一部分かもしれませんが、ざっと公共職業訓練の概要をつかむのに役立つと思います。

もちろん失業中でない方でもハローワークを利用することは出来ますし、パンフレットも自由に持ち帰ることができます。

ハローワークの公共職業訓練カウンターで相談・情報収集

ハローワークには公共職業訓練に関する専門カウンターがある場合が多く、公共職業訓練制度に関することや、どのような公共職業訓練コースがあるのかなど、わからないことを質問・相談することも出来ます。在職中の方でも相談することは可能です。上手にハローワークを活用しましょう。

但し、どこまで詳細・丁寧に答えてくれるかは、それぞれの相談員による部分が大きいです。相談員の方で一方的に選別したパンフレットを幾つか出してくれておしまいにされてしまうようなこともありますが、公共職業訓練について出来るだけ色々聞いてみましょう。




職業訓練の種類・調べ方、手続き等まとめ



ハローワーク職業訓練(公共職業訓練)の種類や調べ方、応募手続き等全体像について、ここでポイントをまとめます。
(求職者支援制度による求職者支援訓練は含みません)

公共職業訓練は管轄元の違いで2つに分かれます

公共職業訓練.jpg

1つめは厚生労働省所管の独立行政法人である高齢・障害・求職者雇用支援機構(旧 雇用・能力開発機構)が行う公共職業訓練です。ポリテクという名前をお聞きになったことがあるかもしれませんが、ポリテクカレッジやポリテクセンターは高齢・障害・求職者雇用支援機構が設置・運営する公共職業能力開発施設です。(2011年9月末をもって雇用・能力開発機構は廃止され、職業能力開発業務は「高齢・障害・求職者雇用支援機構」へ移管されました)

もう1つは各都道府県が管轄する公共職業訓練です。例えば東京都の都立職業能力開発センターや、大阪府の高等職業技術専門校、福岡県の高等技術専門校で行われる訓練がそれにあたります。

なお公共職業訓練は、民間の専門学校や企業に委託されることも大変多く(委託訓練)、その場合は委託を受けた専門学校や企業が訓練実施場所になります。

必ずしも離職者向けとは限りません

公共職業訓練には、離職者訓練の他に、中学や高校を卒業したばかりの学卒者を対象とした訓練や、現在企業に勤めている在職者向けの短期訓練もあります。学卒者訓練や在職者訓練は、失業給付の受給や延長とは無関係ですので、ハローワーク経由ではなく職業訓練校へ直接応募する形となります。

雇用保険(失業給付)受給者を前提とした離職者向け訓練でも、若年者コース等、年齢制限がある場合や、障がい者を対象としたコースもあります。ご自身が希望するコースの応募条件・内容を十分お調べになることをおすすめ致します。

離職者向けの短期訓練は民間へ委託されることが多く、十分に広報されていないこともありますので、詳細はハローワークや各校にお問い合わせ下さい。高齢・障害・求職者雇用支援機構が実施する離職者訓練のうち実に7割程が、また都道府県が実施する離職者訓練でも半分以上が民間に委託されています(平成20年度確定値)。

  関連記事>>職業訓練の対象者と受講料等について

訓練内容や実施場所をWebで調べるには?

高齢・障害・求職者雇用支援機構が実施する離職者訓練については、同機構のサイトで全国の情報が一元管理されています。

一方、各都道府県が管轄する職業訓練校や訓練の内容は、都道府県や各校のサイトで一つ一つ調べる必要があります。右サイドバーに、都道府県別の「公共職業訓練校一覧」へのリンクを掲載しましたので、ご参考下さい。

  関連記事>>職業訓練の調べ方:支援機構と都道府県

離職者訓練の応募手続きは?

離職者訓練の応募手続きは、高齢・障害・求職者雇用支援機構が実施する職業訓練でも、都道府県が実施する職業訓練でも、居住地のハローワーク経由で行います。ハローワークの受講指示が無ければ、訓練延長給付も行なわれません。

  関連記事>>応募手続きと入校願書提出

職業訓練受講中の失業給付はどうなる?

訓練期間中に所定日数分の受給を終了しても、訓練が終了する日までは引き続き基本手当が支給されます(これを訓練延長給付と言います。なお訓練延長給付が行なわれるのは、ハローワークから受講指示を受けた場合に限ります。受講推薦の場合、延長はありません)。このほか、受講手当や通所手当(交通費)等が支給されます。

  関連記事>>職業訓練と雇用保険(失業給付)




職業訓練の調べ方:支援機構と都道府県



ハローワーク職業訓練(公共職業訓練)は、高齢・障害・求職者雇用支援機構(国)(旧 雇用・能力開発機構)が実施するものと、東京都や大阪府など都道府県が実施するものとに大別され、それぞれが職業訓練施設を設置・運営しています。

職業訓練が民間の学校や企業へ委託されることも多いのですが(委託訓練と言います)、その場合は民間施設で訓練が実施されます。

square0207.gif 高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営する職業訓練校、コース

  職業訓練校の具体例
  職業能力開発総合大学 東京校
  職業能力開発大学校(ポリテクカレッジ)全国10校
  職業能力開発促進センター(ポリテクセンター)全国61ヶ所 など

  職業訓練内容、時期、実施校等の調べ方
 ・求職者向け公共職業訓練コース

<参考>民間委託ではなく、高齢・障害・求職者雇用支援機構の職業訓練施設内で行なわれる離職者訓練を特にアビリティコースと言うことがあります。

square0207.gif 都道府県が運営する職業訓練校、コース

  職業訓練校の具体例
  東京都立職業能力開発センター(旧 東京都立技術専門校)
  神奈川県立高等職業技術校
  大阪府立高等職業技術専門校
  福岡県立高等技術専門校 など

  職業訓練内容、時期、実施校等の調べ方
 ・コース内容や実施校については、都道府県ごとに調べる必要が
  あります。右サイドバーの公共職業訓練校一覧をご利用下さい。

都道府県が設置する職業訓練施設の名称は、各都道府県の条例に委ねられているため、都道府県ごとに異なります。また一部の都道府県では、職業能力開発短期大学校を設置しています(岩手県の産業技術短期大学校、神奈川県の産業技術短期大学校、長野県の工科短期大学校、広島県の技術短期大学校等)。

square0207.gif <参考>職業訓練校という名称について

職業訓練校という名称は、厳密には職業訓練法(昭和44年施行、昭和60年職業能力開発促進法に改称)において規定された公共職業訓練施設の一つで、都道府県または市町村が設置したもののみを指します。

平成4年の職業能力開発促進法改正により、法律上は職業訓練校という名称が廃止され、国が設置した施設も、都道府県・市町村が設置した施設も、"職業能力開発校"となりましたが、本サイトでは一般的に馴染みの深い"職業訓練校"という名称を広く使用しています。

square0207.gif <参考>民間が運営する職業訓練施設がある?

公共のハローワーク職業訓練以外にも職業訓練と呼ばれるものがあります。認定職業訓練と呼ばれるものがそれです。認定職業訓練の実施主体は、企業や企業団体等の民間であり、都道府県知事による認定の下、自社等に勤務する従業員に対し教育訓練を実施しています。応募資格・方法、受講料などは公共職業訓練とは大きく異なりますのでご留意下さい。

認定職業訓練施設は全国に1,200以上もあり、公共職業訓練施設よりずっと多くなっています。これら認定職業訓練施設は、"職業訓練校"、"高等職業訓練校"、"職業訓練センター"、"職業能力開発"等といった名称を付すことが認められており、名称からは公共職業訓練校と区別がつきにくくなっています。
また、更にややこしくなりますが、認定職業訓練施設が委託を受けて公共職業訓練を行なうこともあります。